「古墳」というと、皆さんは何を思い浮かべますか?
「豪族のお墓」? 「埴輪」? 「小山」?

 私は、中学・高校時代を大阪で過ごしたので、休日にはよく奈良や京都に出かけて、古い遺跡に触れていました。

 そのため、法律家になりたいと思う前には、「考古学者になりたい」と思っていたのです。

 
 ただ、考古学で生計を立てるのは、実に大変であることがわかり、以後、現在まで、趣味として、考古学、とりわけ日本の古墳時代(3世紀〜7世紀)の勉強を続けています。

 明治大学のリバティアカデミーで、6年間、古墳研究の碩学 大塚初重先生の講義を受け、奈良大学の通信教育課程で、同じく古墳研究の権威 白石太一郎先生の指導のもと、「考古学概論」の単位を取得しました。


 古墳は、確かにほとんどが当時の有力者のお墓ではありますが、中には最初から遺体が埋葬されていないものがあるなど、単なるお墓とはいえません。

  当時の幹線道路の近くや、大きな河の川べりなどにそびえたつように造られていて、人から見てもらうことを常に意識しているように思えます。
  私は、古墳は政治的なシンボルとしての意味をもった営造物なのではないかと思っています。

 古墳には、いろいろな形があります。丸いもの、四角いもの、八角形のもの・・・。
 私は、特に、「前方後円墳」という「鍵穴」のような形をした古墳に関心をもっています。

 前方後円墳は、日本全国、北は岩手県から南は鹿児島県に至るまで、各地に数多く残っていますが、なぜあのような形をしているのだと思いますか?

 これは、実は古墳研究の最大の謎のひとつで、定説はありません。
 この謎を解明するのが、私の生涯の課題です


写真(上下とも)
  奈良県桜井市にある「箸墓(はしはか)古墳」全長約280m

  3世紀後半から、4世紀初頭に造られた古い前方後円墳です。
  私は毎年のように訪れています。
  邪馬台国の女王「卑弥呼」の墓という学者もいます。


*出典 上:国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省
    下:奈良県桜井市観光情報サイト
1-私の趣味は 考古学
2-考古検定
  3-古墳時代研究への疑問
  4-前方後円墳は「蛇」
  5-遺跡の見方
  6-ドラマ出演
  7-温泉ソムリエ
  8-東京五輪・パラリンピック大会ボランティア



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